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IGDA日本さん

GDC2006レポート

のレポート

GDC2004まではATI,nVidiaが強力に牽引していて彼らの公開する文書を読み、 加えてIEEE周辺から漏れてくる文書を読んでいればおおむね傾向は分かっていたのですが、 GDC2005からだんだん なにがなんやら? な状態のGDC。不安! 不安じゃぁぁ! ここは業界の専門家の意見を聞くしかない!!

というわけで、4/8の報告会に行ってきてみました!!! ここでは当日の技術的な報告内容はあえて本家を見ていただくことにして、 マリモ的に感じた感想などを述べさせていただきまする。

最近のGDCがわけわかめと感じているのは業界の専門家もそう感じておられる 様子で、もう、カオス状態になっていたようです。そうなんだ。良かった(謎)。 とにかくセッション数が多いのと人が大量にいたようです。 なぜにここまで炸裂したのかとマリモ的に考えると、やはり2004年頃までは ATI社とnVidia社の戦争が継続中で性能がどんどん上がり、出来ることもGPU主導 (主導と言っても、実際の原理は20年以上前に発表されていて、おうこれも 動くようになってきたぞ、という感じのが多かったようです)で、 どちらかというとスポンサードセッションが強かった。それが現在は性能競争も クロックだけになって劇的にハードを改良させることができなくなったので、 ある意味SOFTで考える余裕ができたというか、考えざるを得なくなってきたというのが ひとつ。次に。
コンソールアーキテクチャがPCのGPUに敗北・絶滅したという事です。 SONY PS3がオリジナルのピクセルシェーダをあきらめた時点で映像技術は PC系のテクノロジ(というよりは手法)を学ばざるを得ないのであり、コンソール系の エンジニア・資本が一気にGPU界に参入してきたという様相が第2。そして、それを追いかける コンソール系メディアが注力を開始、という構図が第3.
こんなん出ましたが、どうでしょうか。
その立役者は、マイクロソフトのPCGAME長期戦略とXBOX戦略が当たっていると言えます。 コンソールがGPUの土俵にひきづりこまれてしまった。
もともとPC界で、 レフェリーがマイクロソフトでnVidia社とATIが死力を尽くして戦えば、もはや誰もついていけないというのは 仕方の無いところです。あの巨大メーカーMatroxでさえ Displacement Mapping Shaderを最期に 力尽き、脱落して行ったのですから、、、
GDC-AWARD をワンダが4冠を遂げた!素晴らしい!!という空気が主流で 私も大賛成なのですが、皮肉屋のMarimoとしては、GPU-アーキテクチャに コンソールがいいように飲みこまれて行く最初の断末魔にも聞こえてしまいました。
そんなちょっと暗めのVISIONはここらにおいといて、当日これだけはCheckしておかないといかん!! というゲームが報告されていました。
1.PS2:GDC AWARD4冠 ワンダと巨象
2.PS2:God Of War
3.PC:Second Life
PS2持ってないんです。ワンダは正直、心動かされました。PCに移植されるのを待ってるんですが、、、 だめでしょうか。
Second Lifeは、なんやら、あーた、すごいみたいですよ、、Gameではないというのが通説のようですが。 一応Basicは無料だそうです。
当日は、Speakerもチョウ 有名人で ListenerにImpressの後藤氏とかもきちゃったりしててすごい感じでした。 ビバ!!!(謎
060411追記:IGDAさんで当日の講演の資料が公開されました。 この中で、マリモ的に特に感銘を受けたのは、(株)イニスの矢野氏の解説です。氏はXBOXの「妖精の棲む森」等で有名ですね。 矢野氏が特に感銘された発表(Next Generation Animation Panel)です。
  • LucasKovar氏の発表:大量のモーキャプデータを用意し、「パターンが似ている」データをパターンマッチング で抽出。ブレンド移行可能パス辞書を作成する。任意のモーションデータが欲しい場合、既存のデータの切り貼り+ブレンドで合成してしまう。 パンチ、キック、側転をリアルタイムで角度をつけられ、IKなしで物をつかんだりできる。元データがモーキャプなので、 極めて自然に極まる。また、足が滑らない。 当日上映されたデモビデオが強烈だったので、GDCの資料公開で探してみてください。
  • Ken Perrin氏の発表:氏はパーリンノイズの発明者。モーキャプデータを全く持たずに、ボーンキャラクタをエモーショナルに 動かす研究。手前ミソで申し訳ないですが、 マリモのDelphも同じ発想です。こちらはモーキャプが取れないのと研究室内だけで実験できるから、と言う理由もあるのですが。 しかし、人間のような多間接でやろうとするのはすごいですね〜。 私は最後はこっちに行くと思っていたのですが、矢野氏のおっしゃられるとおり、出来上がりはまだちょっとゲームには、と言う感じですね。 LucasKovar氏の映像を見るとなおさらですが。
  • EuPhoria:モーキャプデータを人体物理で編集したり、人体工学整合でコンンストレイントさせたり、という研究。 紹介VIDEOは大変よく出ていました。(でも、SHOWだから一番良い計算結果を持ってきているのいうのはあるかも)
あと、西川善司氏のReportでDirectX10の動向が分かります。で、結局今年のGDCのトレンドはなんだったの?という点はセガの林洋人 氏の資料が参考になります。
060419追記:え〜↑の「コンソールアーキテクチャがPCのGPUに敗北・絶滅した」というのは後から読むと ちょっと刺激的なので、補足です。これはあくまで表示部のハードウェアの事を言っているので、これで 日本のゲームその物まで西洋(?)に負けたとか、と言っているわけではありません。 グラフィックだけがゲームを決めるのでは無いと言うのは承知しております。
ただ、ハイデフなんだからGPUを駆使した革命的な映像が欲しいよ、と強く言ってしまうと 画はどうしても似ていくので 日本らしさをKeepしつつ頑張って欲しいです。 今回を機会に、私もPC+FPS一辺倒だけじゃなくいわゆる世界に認められたコンソールゲーも チェックしようかなと言う気分が沸いて来ました。具体的には次のようなソフトです。
  • ワンダ。あ〜PCに移植して欲しい〜〜、、PS2買うしかないのか、、 あ、もう、私移植しましょうか?(嘘 4週間で。(嘘嘘
  • 脳トレ。計算だけは負けん! たぶん!!(と言ってる時点で負け組みのような肝)
  • ぶつ森。これ、実はグラフィックもすごくないですか?スクロール地平線というのは一体、、、。あとポリゴンですよねこれ?2D?
  • カタマリ。 良く分かんない感じですが、面白いんですか?
DSはもう買いですか。ワンダは、あの大きさの巨敵はPainkillerやSeriousSamですでに出てきているので、 しがみついてよじのぼるフィーチャーは 洋ゲーにもリスペクト&オマージュ(要するに「採用」)されて行くのは 間違い無いでしょう。日本の誇りゲー。

あとコンソールゲー調べていて気づいたのですが(っていうか気づくの遅いよ)Netゲーの韓国勢はすごいですね。 もうほとんど国内席巻ですね。 昔Diabloで廃人化しかけたのでNetゲーは避けてたのですが、、、NC-SOFTの リネージュ、ギルドウォーズもすごいですが(エロいし)、このシールオンライン の、私のようなオッサンにはもう無理!なまでの3頭身系のキャラは、日本以上に日本的だなぁ〜。 え?違う? まぁとにかくすごいです。(これローポリだから得ですよね)